2008.1.20
監督:森田芳光
出演:織田裕二、豊川悦司
楽しゅうございました。
決してイヤミではございません。
しかし、ワクワク感が足りなかったのは演出のせい?──黒澤明が相手では。
迫力が足りなかったのは織田裕二、豊川悦司のせい?──三船敏郎、仲代達矢が相手では。
説教臭く感じなかったのは、わたしの歳のせい?──演出のセリフ指導だろうなぁ。
作り手も、観る側も及第点以上の満足感が得られたことと思います。
でも、どうせ観るなら昔の作品を! と思ってしまうのも仕方ないことと思われます。
ならば、目指すところは「新鮮さ」であると思うのですが「織田裕二が時代劇をやる!」ところに何か目新しさ・型破りなモノがないと、なかなか状況は打ち破れないと思います。
織田裕二の背が大きく見えなかったのは、演出? 実力?
三船敏郎は大きく見えたものなぁ〜!
だからぁ〜、はじめっから比較の対象に挑もうすること自体、無理があるんだってば!
P.S. 最近、トヨエツが輝きを失っているように思うのですが(普通のオッサン顔)、どうしたのだろうか。
2008/01/24
ALWAYS 続・三丁目の夕日
2008.1.12
監督:山崎貴
出演:吉岡秀隆、堤真一、薬師丸ひろ子
やっと観てきました。
ゴジラではなく、鈴木オート(堤真一)の大暴れが見たかったなぁ。
何だかラーメン屋の「全部盛り」(トッピングを全部入れる)みたいで、盛りだくさんな印象が強く、もう少し一品ずつ味わいたいという贅沢な気分にさせられました。
預けられた美加ちゃんのエピソードだけで、一話分の物語に広がると思えましたから。
と言うのも、シリーズ化して欲しいと思うからです。寅さんの子役だった満男が、今度は主役になって映画のシリーズが始まったらうれしいじゃないですか! それも人情喜劇。楽しみにしてるんだけどなぁー。
そこに薬師丸ひろ子がレギュラーだったりしたら、昔では想像すらできなかった事態に……
いや、年下の彼女には失礼なのですが「あんな母親だったら一平のようにデレデレと甘えられたのになぁ」(バカなことを言ってますが、これ結構男性心理の真理! じゃないかと思います)と、彼女の母親的な目線と笑い方にデレッとしてしまいました。
そういう感覚っておそらく高峰秀子さん以来のような気がしています(『二十四の瞳』とまでは言えませんが)。
本作からはドンドン離れていきますが、ちょうどその頃テレビで最近の『バブルへGO!!』をやっていて、薬師丸ひろ子が観たくて録画しました。
その映画の中でも「おかあさん似合ってる」と思っていた女性が、ショートヘアになった途端に「あの、昔の薬師丸ひろ子」に変身してしまうのですから「役者よのー」(こっちの方がもっと古い?)と、感心しきりでした。
高峰秀子さんの時代とはタイプは異なりますが、「女優は化け物だ」とのインパクトを与えながら楽しませてくれる役者になったんだ、と拍手を送りくなりました。
ついでにいいですか?
ついでと言っては失礼なのが、正月に録画した『魚影の群れ』です。
多分、映画館で一度しか観てないと思うのですが、自転車で坂道を下るたびに本作の夏目雅子のシーンを想起して「アー!」と心で叫ぶほど、強く残っていました。
当時も彼女が良かったとの印象が残っていたのですが、これほど「熟している」(役者として)とは思ってませんでした。
監督(相米慎二)が執拗に夏目雅子の尻を狙っているのが分かるのですが、それを堂々とケツで演技しきって見せる彼女の器に圧倒されました。
本作が最後の出演作だったそうです(当時25ですって)。
わたし自身が「人生を振り返る季節」に差しかかってきたのかも知れませんが、どうもここ数年ことあるごとに夏目雅子を思い出して、再度認識を高めようとしております。(昔はハッキリ言って、意識していませんでした)
──確かに現在、彼女のような女優さんが不在であることは確かなのですが……
薬師丸ひろ子も相米慎二に若いころに鍛えられたと考えると(『翔んだカップル』『セーラー服と機関銃』)、師も弟も不在ということなのだろうか?
監督:山崎貴
出演:吉岡秀隆、堤真一、薬師丸ひろ子
やっと観てきました。
ゴジラではなく、鈴木オート(堤真一)の大暴れが見たかったなぁ。
何だかラーメン屋の「全部盛り」(トッピングを全部入れる)みたいで、盛りだくさんな印象が強く、もう少し一品ずつ味わいたいという贅沢な気分にさせられました。
預けられた美加ちゃんのエピソードだけで、一話分の物語に広がると思えましたから。
と言うのも、シリーズ化して欲しいと思うからです。寅さんの子役だった満男が、今度は主役になって映画のシリーズが始まったらうれしいじゃないですか! それも人情喜劇。楽しみにしてるんだけどなぁー。
そこに薬師丸ひろ子がレギュラーだったりしたら、昔では想像すらできなかった事態に……
いや、年下の彼女には失礼なのですが「あんな母親だったら一平のようにデレデレと甘えられたのになぁ」(バカなことを言ってますが、これ結構男性心理の真理! じゃないかと思います)と、彼女の母親的な目線と笑い方にデレッとしてしまいました。
そういう感覚っておそらく高峰秀子さん以来のような気がしています(『二十四の瞳』とまでは言えませんが)。
本作からはドンドン離れていきますが、ちょうどその頃テレビで最近の『バブルへGO!!』をやっていて、薬師丸ひろ子が観たくて録画しました。
その映画の中でも「おかあさん似合ってる」と思っていた女性が、ショートヘアになった途端に「あの、昔の薬師丸ひろ子」に変身してしまうのですから「役者よのー」(こっちの方がもっと古い?)と、感心しきりでした。
高峰秀子さんの時代とはタイプは異なりますが、「女優は化け物だ」とのインパクトを与えながら楽しませてくれる役者になったんだ、と拍手を送りくなりました。
ついでにいいですか?
ついでと言っては失礼なのが、正月に録画した『魚影の群れ』です。
多分、映画館で一度しか観てないと思うのですが、自転車で坂道を下るたびに本作の夏目雅子のシーンを想起して「アー!」と心で叫ぶほど、強く残っていました。
当時も彼女が良かったとの印象が残っていたのですが、これほど「熟している」(役者として)とは思ってませんでした。
監督(相米慎二)が執拗に夏目雅子の尻を狙っているのが分かるのですが、それを堂々とケツで演技しきって見せる彼女の器に圧倒されました。
本作が最後の出演作だったそうです(当時25ですって)。
わたし自身が「人生を振り返る季節」に差しかかってきたのかも知れませんが、どうもここ数年ことあるごとに夏目雅子を思い出して、再度認識を高めようとしております。(昔はハッキリ言って、意識していませんでした)
──確かに現在、彼女のような女優さんが不在であることは確かなのですが……
薬師丸ひろ子も相米慎二に若いころに鍛えられたと考えると(『翔んだカップル』『セーラー服と機関銃』)、師も弟も不在ということなのだろうか?
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