2020/02/17

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

2020.2.8

監督:J・J・エイブラムス
脚本:クリス・テリオ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:デイジー・リドリー、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、ハリソン・フォード

 42年を要したジェダイの物語は、ライトセーバーの封印により幕を閉じます。
 ストーリーとして納得でき、ある程度の充足感を得られたが、それ以上に物語が完結した感慨のため、作品に対する感想に至れません。
 撮影途中に亡くなったキャリー・フィッシャー最後の姿、オビ=ワン・ケノービ役のアレック・ギネスの年齢を超えたマーク・ハミルの姿、どうしても登場して欲しかったハリソン・フォードの姿(エンドロールに名前がない!)が揃ってこそのスター・ウォーズ。彼らは年齢を重ね説得力を持つ姿で、若い世代に未来を託す立場として登場し、現在の彼らにしか表現できない世界観(台本段階のイメージを超えたであろう)を、体現している。
 第1作と出会ったのは高校時分で、青春時代はもちろん「long time ago…」、働き盛りで主役の自負を持てた時代も過ぎたとすれば、次世代のサポートを躊躇することなかれと、語りかけられるように。
 これほど重く感じる映画の終幕は初めてだが、本シリーズと同じ時間を共有できたことに感謝するためにも、自分にとっての新たな夜明けを探さねばと……